右肩上がりの業績の功罪
雇用の悪化や企業の倒産、業績悪化などの
報道が連日なされています。
これの引き金となったのが、僕自身、企業の
”右肩上がり信仰”だと思っています。
会社説明会に参加すると、ほとんどの会社が
プレゼンで右肩上がりの業績をアピールする。
それはそれですばらしいことなのだが、
同時に事業を拡大しようとし過ぎたために、
このような惨事となってしまったのではないだろうか。
大手企業は国内だけでは右肩上がりの業績を
作ることができないがために、
どんどん海外進出をし、再び右肩上がりの業績に
することができた。
さらに、人件費を中心としたコスト削減を行ない、
それによって右肩上がりの業績にすることができた。
確かに見栄えはいい。
しかし、その裏では海外で儲けるようになったために
内需(日本国内)が活性化しない、
人件費削減で非正規雇用が増大した、など、
企業の右肩上がりの業績を維持するがための
代償があまりにも大きかった。
それが、今の経済危機につながっているのではないかと
僕自身思っています。
ずっと右肩上がりの業績などできるわけがない。
ビジネスチャンスがあれば、上手く業績を飛躍的に伸ばすことが
できるかもしれない。
しかしそれ以上に、今ある事業を、いかに安定させていくかが、
大切なのではないだろうか。
上がる時もあれば、下がる時もあります。
その上げ下げをいかに最小限にとどめるか、
これが一番大切なのではないでしょうか。
右肩上がりの業績になることで、誰が幸せになったのでしょう?
会社の業績は良くなっても、従業員の生活はそれに伴うほど
良くはなっていないと思います。
右肩上がりの業績など、経営陣の自己満と
マスコミから注目されるようになるだけです。
従業員を含め、会社全体が業績の増加とともに
生活が良くなってこそだと思います。
それが伴わなければ、右肩上がりの業績など、
無意味なものに過ぎません。
